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1年365日、祭りが中心で動くまち
品川宿にとって祭りは最も重要なキーワード。
祭りを抜きには「品川宿」も「品川っ子」も語ることはできない。
祭りは毎年、品川神社(北の天王祭・北品川)と荏原神社(南の天王祭・南品川/東品川)の両社がそれぞれにとり行う。北の天皇祭は6月7日に近い金、土、日に開催される。南の天王祭はその年によって若干のずれがあるが、5月末から6月初旬のやはり週末の3日間にわたって開催される。
祭りの主役は何といっても神輿。宮神輿の他に各町の大型の神輿が、北は全7基が徳川家康奉納の赤い「天下一(ひと)嘗(な)めの面」をつけ、南は全13基が、御神面の黒い「須佐之男尊(すさのおのみこと)の面」を正面に掲げて渡御する。
これが、みこしだこ!
北の赤面 天下ひと舐めの面
南の黒面 須佐之男尊
品川宿のみんなが宝と思っているもの、
一番の自慢は何か?
それは、祭り。
そして祭りといえば、何といっても
品川の神輿
担ぎ手は神輿の横棒に肩を入れ各自、てんでんばらばらな方向を向いて担ぐ。
「城南担ぎ」とも呼ばれる。
品川宿のもう一つの特徴は、品川拍子と呼ばれるお囃子。笛と神輿に取り付けられた太鼓で演奏され、神輿はこの拍子に合わせて渡御する。品川拍子は品川区指定無形民俗文化財。
江戸前の神輿
担ぎ手は神輿の縦棒にきちんと一列に並んで、同じ方向を向いて担ぐ。
「江戸前担ぎ」とも呼ばれる。
品川宿の神輿は浅草や神田などの東京を代表する神輿とは異なり、横棒に肩を入れる。しかも神輿が大きく、重い。そのために、担ぎ手の首の付け根に、たこ(コブ)ができる。これが「みこしだこ」。品川っ子の勲章でもある。
この品川っ子の特徴=他のまちにはないもの。ここから、まちづくりのキーワード「みこしだこ」が生まれた。「まちづくのりキーコンセプト」といってもいい。
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